インド株式投資信託・BRICs投資信託
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榊原 英資 インド巨大市場を読みとく
榊原 英資 /吉越 哲雄
東洋経済新報社 刊
発売日 2005-05-20
インドが分かります 2005-08-19
今日は小松空港経由で福井での仕事に行ってきました。もちろんいつもの通り日帰りです。その往復の機内で1冊の本にびっくりしました。それがこの本です。そもそもこの本に出会ったのは、大手保険会社が今後半年間、インド株への投資を顧客に促進するとの情報を入手したので、自分なりに調べようとしてだったのです。
結論として、インドに注目する必要性を感じました。?25歳未満が54%5億4660万人と人口構成が著しく若い
?そもそも人口は西欧の2倍
?1991年実施の「新経済政策」により経常収支が黒字化
?外貨準備高が1200億ドルを超え、純債権国へ変貌
?有望産業はIT産業・映画産業・製薬産業・医療サービス業・ファッション業・化粧品業
?IT産業はソフトウェア+「ITES-BPO」(コールセンターや財務・総務事務などIT活用の受託サービス業)
?医療サービス業は手術費が米国の8〜28%程度と格安のため「メディカル・ツーリズム」(手術のためのインド渡航)急増(例えば白内障手術なら米国1650?が10?)
?世界主要自動車メーカーの進出加速し自動車生産一大拠点になった
?世界のどこでも生き抜ける教育を受けた1600万人の印僑(インド移民)は、華僑が東南アジアに9割なのに対し、世界中に広がる巨大人脈となっている
?英国植民地のおかげで、英語が準公用語であり、行政機構、法制度が確立しており国際競争力が培われている参考にしていただければ幸いです。
多面的なインド理解に役立つ本 2005-06-24
榊原英資・吉越哲雄両氏に加え吉田悦章が第2章を担当、3氏それぞれが別々の視点からインドの実像を切り取っており、読者からすれば一面的なインド観に縛られることなく、立体的な理解ができる点において、本書は優れた入門書であると言えよう。榊原氏は歴史の時間軸を現在という平面に射影し、グローバリゼーションは決して20世紀末から今世紀にかけての特殊な現象では決してなく、断続的ではあるものの、ある意味普遍性を持った現象であること、そしてそこにインドが主要因子として絡むことは必然と言えるものであることを明らかにしている。吉田氏はインドの産業分析を通じて、インド産業の裾野の広さ、実力、あるいは将来性への期待を描いているが、これを読んで驚いた日本人は少ないのではないだろうか。インド=ITといった紋切り型の見方を修正させられる一方で、インドがIT産業に傑出した理由が、逆に他の産業の発展から透けて見えるということであろうか。吉越氏はシンガポール、タイ、韓国といったアジア諸国の政府・企業がインドをどのように見つめ、いかなるアプローチを取っているかを詳らかにしている。日本とインドを直線で結ぶと空間的にも文化的にもその距離感は大きいと言わざるを得ないが、その間にあるアジア諸国の存在に気づくことによって、日本対インドというバイラテラルの関係に基づく観点はもはや時代遅れであることが見えてくる。アジアの一員としてインドをどう捉えるかということがポイントなのであろう。個人的には、インドが製薬・医療等に高度の競争力を有する点、韓国企業が日本企業をある意味凌駕しつつ、インドで成功を収めている点が、目新しく非常に興味深く感じた。10を越えるコラムもこの本を魅力的にしている大きな要素である。
インド文化論 2005-05-29
遠くて遠い国の一つがインドだが 本書は そのインドで仕事を考えるに際し 大変参考になった。 経済データもありがたかったが 何より文明史的な分析が大変勉強になった。特に インドを含む東南アジアに軸足をおいて 日本/中国 及び欧州を眺めた時に見えてくる「同質性」という視点は梅棹忠夫を引用しつつ 大変説得力があった。 一般にビジネス書は薄っぺらい本が多いなかで 本書は 手軽な読み物ながら 文化的にインドに切り込むという点で深みがあり 感心した。著者はミスター円で有名な方だが インドへの愛着含め 感銘を受けた次第。
良質なインドビジネスのエントリー書籍 2005-05-22
「ミスター円」こと榊原教授を中心とした知印家が書いた作品。本書の良い点は次の3点ではないだろうか。
・インドビジネスを知る上でのデータ引用が多く、これからインドを知ろうとする人にはこれからどのデータを参照すればよいかがわかること(データも新しい)
・日本・インドという2国間の関係にとどまらず、その他アジア諸国(韓国、タイ、シンガポールなど)との関係にも触れて日本への示唆を行っていること
・インド=ITととかく見られがちな中で、自動車などの産業にも焦点をあてているのでインドビジネスを概観できることボリュームは決して多くなく、かといって薄っぺらいわけでもない。
時折挿入されるコラムは、今後インドへ足を運んぶビジネスマンには有益な情報。インドビジネスについて知りたいならまず最初にとってみるにふさわしい本ではないか。
さらに詳しい情報はコチラ≫
榊原 英資 /吉越 哲雄
東洋経済新報社 刊
発売日 2005-05-20
インドが分かります 2005-08-19
今日は小松空港経由で福井での仕事に行ってきました。もちろんいつもの通り日帰りです。その往復の機内で1冊の本にびっくりしました。それがこの本です。そもそもこの本に出会ったのは、大手保険会社が今後半年間、インド株への投資を顧客に促進するとの情報を入手したので、自分なりに調べようとしてだったのです。
結論として、インドに注目する必要性を感じました。?25歳未満が54%5億4660万人と人口構成が著しく若い
?そもそも人口は西欧の2倍
?1991年実施の「新経済政策」により経常収支が黒字化
?外貨準備高が1200億ドルを超え、純債権国へ変貌
?有望産業はIT産業・映画産業・製薬産業・医療サービス業・ファッション業・化粧品業
?IT産業はソフトウェア+「ITES-BPO」(コールセンターや財務・総務事務などIT活用の受託サービス業)
?医療サービス業は手術費が米国の8〜28%程度と格安のため「メディカル・ツーリズム」(手術のためのインド渡航)急増(例えば白内障手術なら米国1650?が10?)
?世界主要自動車メーカーの進出加速し自動車生産一大拠点になった
?世界のどこでも生き抜ける教育を受けた1600万人の印僑(インド移民)は、華僑が東南アジアに9割なのに対し、世界中に広がる巨大人脈となっている
?英国植民地のおかげで、英語が準公用語であり、行政機構、法制度が確立しており国際競争力が培われている参考にしていただければ幸いです。
多面的なインド理解に役立つ本 2005-06-24
榊原英資・吉越哲雄両氏に加え吉田悦章が第2章を担当、3氏それぞれが別々の視点からインドの実像を切り取っており、読者からすれば一面的なインド観に縛られることなく、立体的な理解ができる点において、本書は優れた入門書であると言えよう。榊原氏は歴史の時間軸を現在という平面に射影し、グローバリゼーションは決して20世紀末から今世紀にかけての特殊な現象では決してなく、断続的ではあるものの、ある意味普遍性を持った現象であること、そしてそこにインドが主要因子として絡むことは必然と言えるものであることを明らかにしている。吉田氏はインドの産業分析を通じて、インド産業の裾野の広さ、実力、あるいは将来性への期待を描いているが、これを読んで驚いた日本人は少ないのではないだろうか。インド=ITといった紋切り型の見方を修正させられる一方で、インドがIT産業に傑出した理由が、逆に他の産業の発展から透けて見えるということであろうか。吉越氏はシンガポール、タイ、韓国といったアジア諸国の政府・企業がインドをどのように見つめ、いかなるアプローチを取っているかを詳らかにしている。日本とインドを直線で結ぶと空間的にも文化的にもその距離感は大きいと言わざるを得ないが、その間にあるアジア諸国の存在に気づくことによって、日本対インドというバイラテラルの関係に基づく観点はもはや時代遅れであることが見えてくる。アジアの一員としてインドをどう捉えるかということがポイントなのであろう。個人的には、インドが製薬・医療等に高度の競争力を有する点、韓国企業が日本企業をある意味凌駕しつつ、インドで成功を収めている点が、目新しく非常に興味深く感じた。10を越えるコラムもこの本を魅力的にしている大きな要素である。
インド文化論 2005-05-29
遠くて遠い国の一つがインドだが 本書は そのインドで仕事を考えるに際し 大変参考になった。 経済データもありがたかったが 何より文明史的な分析が大変勉強になった。特に インドを含む東南アジアに軸足をおいて 日本/中国 及び欧州を眺めた時に見えてくる「同質性」という視点は梅棹忠夫を引用しつつ 大変説得力があった。 一般にビジネス書は薄っぺらい本が多いなかで 本書は 手軽な読み物ながら 文化的にインドに切り込むという点で深みがあり 感心した。著者はミスター円で有名な方だが インドへの愛着含め 感銘を受けた次第。
良質なインドビジネスのエントリー書籍 2005-05-22
「ミスター円」こと榊原教授を中心とした知印家が書いた作品。本書の良い点は次の3点ではないだろうか。
・インドビジネスを知る上でのデータ引用が多く、これからインドを知ろうとする人にはこれからどのデータを参照すればよいかがわかること(データも新しい)
・日本・インドという2国間の関係にとどまらず、その他アジア諸国(韓国、タイ、シンガポールなど)との関係にも触れて日本への示唆を行っていること
・インド=ITととかく見られがちな中で、自動車などの産業にも焦点をあてているのでインドビジネスを概観できることボリュームは決して多くなく、かといって薄っぺらいわけでもない。
時折挿入されるコラムは、今後インドへ足を運んぶビジネスマンには有益な情報。インドビジネスについて知りたいならまず最初にとってみるにふさわしい本ではないか。
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