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ゴールドマン・サックス―世界最強の投資銀行
リサ エンドリック
早川書房 刊
発売日 1999-08
エクセレントカンパニー 2003-07-28
世界で五指に入る精鋭投資銀行の社史。時にはつまずきながらも、激動の金融界の中を生き抜いてきた智慧は日本の金融界も学ばなければならない。また、訳者の日本語訳がとてもうまいので、読みやすかった。
ビジネス書としてではなく、ゴールドマンサックスの歴史および投資銀行をざっくりと概観す 2003-04-08
ゴールドマンサックスの歴史を同社の元トレーダーがまとめた本。ゴールドマン家とサックス家がビジネスを興して現在に至るまでがよくまとまっています。分量の割に読みやすいし、内容もクリアです(翻訳も非常に優れている)。面白かったのは、パートナーシップ制に則ったプライベートでフラットな企業体制を維持するのか、株式公開を行ってパブリックな体制へ移行するのかに関する社員の議論や思惑が詳細に調査、記述されていること。ただし、本書の半分は90年代に関するもので、業務内容もトレーディングに関する記述がほとんどです(著者本人がトレーダーだったので致し方ないとは思いますが)。バンキング業務に関する記述はほとんどなく、より視野の広い企業戦略に関しても分量が非常に限られていま。したがってビジネス書としてではなく、ゴールドマンサックスの歴史および投資銀行をざっくりと概観する情報源として価値のある本だと思います。
読む視点 2001-09-29
この本を読む際の視点としては、2つあるように思う。一つは、いかにしてゴールドマン家とサックス家がビジネスを立ち上げて現在に至っているかという歴史物としての面白さ。もう一つは、ガバナンスとリーダーシップである。パートナーシップ制のまま運営するかそれとも株式公開に踏み切るのかという選択肢とそれがコーポレートカルチャーに与えるインパクトが良く描かれており、経営コンサルティング等プロフェッショナル・ファームの運営に対するヒントを与えてくれている。リーダーシップとしてユニークなのは、これほどまでに二頭政治が上手く機能している組織があっただろうかという点である。共同シニア・パートナーとしてのジョン・ホワイトヘッドとジョン・ワインバーグ、スティーブ・フリードマン!とロバート・ルービン、そしてハンク・ポールソンとジョン・コーザイン。これは、当然それぞれのペアにとって阿吽の呼吸ができるマッチングの良さはあったにせよ、構造的にプロフェッショナル・ファームというフラットな組織だからこそできるのであって、大きな事業会社でこの形態は実現が難しいのかそれとも可能なのか、という疑問が湧いてきた。リーダーシップのユニークケースとして念頭に置いておくべき形態である。一つ残念な点は、インサイダー取引で逮捕者が出たりした闇の部分について組織の問題点等にそれほど切り込んでいない点である。著者がGS卒業者であまり批判的立場をとれなかったであろうことを察しても本の魅力を今一歩にしていることは率直に指摘したいと思う。
真の強者とは・・・ 2000-11-01
よく言われることだが、真のグローバルバンクとして勝ち残れる銀行は今後5年間で5行程度と言われる。 同じ銀行界に身を置くものとして、インベストメントバンクとして確固とした地位を築く同社の強みを探るべく本書を手にした。異なるものへの畏敬を払いながら、不動の社訓を守る同社には学ぶべきものが多く、又項目別に仕切った構成も手伝ってあっと言う間に読み終えた。
さらに詳しい情報はコチラ≫
リサ エンドリック
早川書房 刊
発売日 1999-08
エクセレントカンパニー 2003-07-28
世界で五指に入る精鋭投資銀行の社史。時にはつまずきながらも、激動の金融界の中を生き抜いてきた智慧は日本の金融界も学ばなければならない。また、訳者の日本語訳がとてもうまいので、読みやすかった。
ビジネス書としてではなく、ゴールドマンサックスの歴史および投資銀行をざっくりと概観す 2003-04-08
ゴールドマンサックスの歴史を同社の元トレーダーがまとめた本。ゴールドマン家とサックス家がビジネスを興して現在に至るまでがよくまとまっています。分量の割に読みやすいし、内容もクリアです(翻訳も非常に優れている)。面白かったのは、パートナーシップ制に則ったプライベートでフラットな企業体制を維持するのか、株式公開を行ってパブリックな体制へ移行するのかに関する社員の議論や思惑が詳細に調査、記述されていること。ただし、本書の半分は90年代に関するもので、業務内容もトレーディングに関する記述がほとんどです(著者本人がトレーダーだったので致し方ないとは思いますが)。バンキング業務に関する記述はほとんどなく、より視野の広い企業戦略に関しても分量が非常に限られていま。したがってビジネス書としてではなく、ゴールドマンサックスの歴史および投資銀行をざっくりと概観する情報源として価値のある本だと思います。
読む視点 2001-09-29
この本を読む際の視点としては、2つあるように思う。一つは、いかにしてゴールドマン家とサックス家がビジネスを立ち上げて現在に至っているかという歴史物としての面白さ。もう一つは、ガバナンスとリーダーシップである。パートナーシップ制のまま運営するかそれとも株式公開に踏み切るのかという選択肢とそれがコーポレートカルチャーに与えるインパクトが良く描かれており、経営コンサルティング等プロフェッショナル・ファームの運営に対するヒントを与えてくれている。リーダーシップとしてユニークなのは、これほどまでに二頭政治が上手く機能している組織があっただろうかという点である。共同シニア・パートナーとしてのジョン・ホワイトヘッドとジョン・ワインバーグ、スティーブ・フリードマン!とロバート・ルービン、そしてハンク・ポールソンとジョン・コーザイン。これは、当然それぞれのペアにとって阿吽の呼吸ができるマッチングの良さはあったにせよ、構造的にプロフェッショナル・ファームというフラットな組織だからこそできるのであって、大きな事業会社でこの形態は実現が難しいのかそれとも可能なのか、という疑問が湧いてきた。リーダーシップのユニークケースとして念頭に置いておくべき形態である。一つ残念な点は、インサイダー取引で逮捕者が出たりした闇の部分について組織の問題点等にそれほど切り込んでいない点である。著者がGS卒業者であまり批判的立場をとれなかったであろうことを察しても本の魅力を今一歩にしていることは率直に指摘したいと思う。
真の強者とは・・・ 2000-11-01
よく言われることだが、真のグローバルバンクとして勝ち残れる銀行は今後5年間で5行程度と言われる。 同じ銀行界に身を置くものとして、インベストメントバンクとして確固とした地位を築く同社の強みを探るべく本書を手にした。異なるものへの畏敬を払いながら、不動の社訓を守る同社には学ぶべきものが多く、又項目別に仕切った構成も手伝ってあっと言う間に読み終えた。
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