インド株式投資信託・BRICs投資信託
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人生と投資のパズル
角田 康夫
文藝春秋 刊
発売日 2004-02-22
包括的入門書 2005-11-13
タイトルからはイメージしにくいが、一般に行動ファイナンスと呼ばれるファイナンス理論を平易な文章・例により説明している良書。複雑な数式などは含まれていないので、理論のコンセプトを簡単に理解するのには適しているかもしれない。ファイナンスにおける理論値と現実値の差を説明するのが行動ファイナンスだとの説明はいいえて妙。価格も手ごろなので、興味はあるけれど重い教科書は・・・という方におすすめ。
理論が多いが、それだけお得な「名著」 2005-09-16
1章はいわば序章。2〜6章では、人間が過ちを犯す様々なカラクリをひとつひとつ理論的に説明してくれる。圧巻だったのは、逆張りやバリュー投資の有益性が理論的に説明できること、そして、それが日本市場で顕著に見られるのは、他人と異なることに恐怖を覚えやすい日本人の民族性で説明できるということ。ひとつずつ理解していくのに苦労するほど理論が多い感を受けるが、各章に「傾向と対策」があり、また最後の7章には実践的な視点から全体がまとめられており、理解を助けてくれる構成になっている。また、タイトルの通り、投資だけでなく人生のあらゆる場面における意思決定に役立つ様々な理論が紹介されているという意味で、幅広い知識が得られる。後書きで著者が「全力プラス2ほど力を出したつもり」と書いているのにもうなずけるほど、新書にしては非常に中身が濃く「お得」な本である。名著と言っていいのではないだろうか。
自分のお金の使い方に、こんな理由があるなんて、と気づく本 2005-09-04
行動ファイナンスの本は始めて読みましたが、結構面白かったです。お金にからむ行動を、自分ならどうするか?という設問に答えながら、その理由を解説しています。 例えば、注ぎ込んだ費用の問題
伝説的なロックバンドが日本でコンサートをすることになった。大ファンであるあなたは、このチケットを大枚をはたいて買ったが、当日は突然の嵐になり、交通はかなり混乱することが予想される。行くか行かないか?
また、チケットが貰ったものだったらどうするか? 人はリスク回避ではなく損失を回避するように行動する、というのは、目から鱗でした。確かに、自分がしてきた選択を考えると色々と思い当たるところがあります。失敗すること自体より、その結果、笑われたり、評判を落とすことを気にして行動を起せないことって沢山あるように思います。これは損失回避と言えるのではないでしょうか? また、行動して損をすることより、行動しないで損をすることの方が受け入れやすい(後悔回避:間違に至る選択をしたこと)らしい(株式乗り換え問題)。これは、ちょっと自分とは逆の傾向でしたが、本書の読み方として、一般的にどういう行動をとることが主流なのかを自分の行動の選択と比較しながら読むと、気づきがあったりして面白いと思います。 投資をやろうと思っている人でなくても、普段の自分のお金の使い方に、思わぬ理由を発見できるので、一度読んでみる価値があると思います。
投資という実例で見る人間心理の摩訶不思議 2004-03-07
クリティカル・シンキングとか、この手の心理学をやさしく書いた本がけっこう好きでよく読みますが、これはあたりの本です。色々な、行動ファイナンスの法則を例題や実例を用いて分かりやすく説明してくれています。なぜ逆張りが有効か、長期的にはバリュー株投資とグロース株投資ではバリュー株投資が断然成績がいいのは何故かなどが投資家心理や法則を元に解説されています。
各章に傾向と対策がついていて大変分かりやすいです。おまけに、この著者はなかなかユーモアがあって、つい所々でクスッと笑ってしまいます。
投資に直接使えるわけではないですが、これを読んで心得ておくことで間違った判断を犯す可能性は少なくなると思います。
経済、投資という枠組みを超えた好著 2004-02-29
行動経済学を取り扱った新書としては、他と比しても出色の出来。心の会計といった我々が常日頃感じている事柄や、3囚人問題といった、常識からはなかなか理解し難い話まで大変わかりやすく説明されている。こうした金銭や確率に対する人間の認知の歪み、非合理性を、自ら本書に掲載された問題に回答していくことで、ときに驚き、楽しみながら理解していくことができる点がまずよい。またものによっては、欧米ではみられ、日本やアジアでは見受けられない事象があるといった記述も興味深い。(例えばモメンタム効果に関して)各章の最後には紹介された事象が、傾向と対策というかたちでまとめられる。
単なる欧米の最新理論の紹介とは一線を画す工夫が随所になされている。本書を通して、投資に限らず、実生活においても有用な、複眼的なものの見方を養っていくことが出来るだろう。
さらに詳しい情報はコチラ≫
角田 康夫
文藝春秋 刊
発売日 2004-02-22
包括的入門書 2005-11-13
タイトルからはイメージしにくいが、一般に行動ファイナンスと呼ばれるファイナンス理論を平易な文章・例により説明している良書。複雑な数式などは含まれていないので、理論のコンセプトを簡単に理解するのには適しているかもしれない。ファイナンスにおける理論値と現実値の差を説明するのが行動ファイナンスだとの説明はいいえて妙。価格も手ごろなので、興味はあるけれど重い教科書は・・・という方におすすめ。
理論が多いが、それだけお得な「名著」 2005-09-16
1章はいわば序章。2〜6章では、人間が過ちを犯す様々なカラクリをひとつひとつ理論的に説明してくれる。圧巻だったのは、逆張りやバリュー投資の有益性が理論的に説明できること、そして、それが日本市場で顕著に見られるのは、他人と異なることに恐怖を覚えやすい日本人の民族性で説明できるということ。ひとつずつ理解していくのに苦労するほど理論が多い感を受けるが、各章に「傾向と対策」があり、また最後の7章には実践的な視点から全体がまとめられており、理解を助けてくれる構成になっている。また、タイトルの通り、投資だけでなく人生のあらゆる場面における意思決定に役立つ様々な理論が紹介されているという意味で、幅広い知識が得られる。後書きで著者が「全力プラス2ほど力を出したつもり」と書いているのにもうなずけるほど、新書にしては非常に中身が濃く「お得」な本である。名著と言っていいのではないだろうか。
自分のお金の使い方に、こんな理由があるなんて、と気づく本 2005-09-04
行動ファイナンスの本は始めて読みましたが、結構面白かったです。お金にからむ行動を、自分ならどうするか?という設問に答えながら、その理由を解説しています。 例えば、注ぎ込んだ費用の問題
伝説的なロックバンドが日本でコンサートをすることになった。大ファンであるあなたは、このチケットを大枚をはたいて買ったが、当日は突然の嵐になり、交通はかなり混乱することが予想される。行くか行かないか?
また、チケットが貰ったものだったらどうするか? 人はリスク回避ではなく損失を回避するように行動する、というのは、目から鱗でした。確かに、自分がしてきた選択を考えると色々と思い当たるところがあります。失敗すること自体より、その結果、笑われたり、評判を落とすことを気にして行動を起せないことって沢山あるように思います。これは損失回避と言えるのではないでしょうか? また、行動して損をすることより、行動しないで損をすることの方が受け入れやすい(後悔回避:間違に至る選択をしたこと)らしい(株式乗り換え問題)。これは、ちょっと自分とは逆の傾向でしたが、本書の読み方として、一般的にどういう行動をとることが主流なのかを自分の行動の選択と比較しながら読むと、気づきがあったりして面白いと思います。 投資をやろうと思っている人でなくても、普段の自分のお金の使い方に、思わぬ理由を発見できるので、一度読んでみる価値があると思います。
投資という実例で見る人間心理の摩訶不思議 2004-03-07
クリティカル・シンキングとか、この手の心理学をやさしく書いた本がけっこう好きでよく読みますが、これはあたりの本です。色々な、行動ファイナンスの法則を例題や実例を用いて分かりやすく説明してくれています。なぜ逆張りが有効か、長期的にはバリュー株投資とグロース株投資ではバリュー株投資が断然成績がいいのは何故かなどが投資家心理や法則を元に解説されています。
各章に傾向と対策がついていて大変分かりやすいです。おまけに、この著者はなかなかユーモアがあって、つい所々でクスッと笑ってしまいます。
投資に直接使えるわけではないですが、これを読んで心得ておくことで間違った判断を犯す可能性は少なくなると思います。
経済、投資という枠組みを超えた好著 2004-02-29
行動経済学を取り扱った新書としては、他と比しても出色の出来。心の会計といった我々が常日頃感じている事柄や、3囚人問題といった、常識からはなかなか理解し難い話まで大変わかりやすく説明されている。こうした金銭や確率に対する人間の認知の歪み、非合理性を、自ら本書に掲載された問題に回答していくことで、ときに驚き、楽しみながら理解していくことができる点がまずよい。またものによっては、欧米ではみられ、日本やアジアでは見受けられない事象があるといった記述も興味深い。(例えばモメンタム効果に関して)各章の最後には紹介された事象が、傾向と対策というかたちでまとめられる。
単なる欧米の最新理論の紹介とは一線を画す工夫が随所になされている。本書を通して、投資に限らず、実生活においても有用な、複眼的なものの見方を養っていくことが出来るだろう。
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